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SI-DRIVE(SUBARU Intelligent Drive)(2006/5/31)
温かく見守っていきましょう
これまでTanaCar.netでは試乗しないで評価することはなかったのですが、このSI-DRIVE(SUBARU Intelligent Drive)のコンセプトは高く評価したいと思います。「3つの走行性能を切り替える」これは環境性能に対するスバルの解答でもあると理解すべきです。
「レクサスIS vs BMW325i」でも触れましたが、「エグゾーストノートは快音だが時としてうるさく感じる」このように感じることは皆さんもおありなのではないでしょうか。いつもいつもアドレナリンを出して走っていたい訳ではないと思います。
「今は流しているだけでいい」そういう時には2リットル(ノンターボ)の走行性能になってくれる。それによって「自制」しないで済むだけでなく、限られたパワーを使い切る楽しさも味わえることになります。
この機能に最も脅威を感じているのはフォルクスワーゲンではないでしょうか(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI参照)。フォルクスワーゲンはスーパーチャージャー+ターボというツインチャージャーを持っていますが、その音の違和感をカーグラフィック誌は指摘しています。ゴルフGTIの「ボワー」は3歳の長男も嫌がってしまいましたから(VTEC乗りの私共は音に辛すぎ?)。
このSI-DRIVEをサスペンションにも広げるのは無用でしょうか。確かに、プジョー407や欧州フォード・フォーカスのようなセッティングであれば、オールマイティーで文句はないですし(マイナーチェンジ版のライドコンフォートやいかに)・・・エンジン音は変わってもいいのではないでしょうか。「Intelligent」モードでは静かに、「スポーツ」ではSTIのようになったら楽しいと思います。
もし仕上がりが悪くても、このメッセージあふれるコンセプトは育てていくべきです。これは高性能車が生き延びるための「品格」だと思います。
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